あなたを細胞レベルからリセットするシナリオ


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

それでは、前回の記事で予告した通り、
『生き埋めにされた気持ちは決して死なない…』
で紹介されている、

あなたのネガティブな思い込み、
固定観念(自覚できていない、
潜在意識レベルのものを含めて)
の書き換え方をお伝えします。

原書に記されているスクリプト(シナリオ)
をかなり忠実に翻訳(浜野訳)したものと、
短縮版の両方を記載しておきます。

私も、最初にスピリチュアル系の本で
「あなたの細胞も考えています」
と書いてあるのを読んだときには奇妙に感じ、

「一種の喩えとして書いているのか?」
と思ったものですが、

エピジェネティクス(過去記事
DNAよりも感情が、あなたの運命を決める
参照)を知るにつれ、

細胞が、特に細胞膜が重要なこと、
細胞膜は外界=環境の影響を
もろに受けるので、

日ごろの自分の感情状態が
大きく影響を及ぼしていることを理解し、

毎日自分が使う言葉が実際に「環境」として
どれほど大きな影響を細胞に
及ぼしているのかを自覚しました。

慣れないうちは下記のような言葉は
違和感を感じるでしょうが、
それは単にこれまで「ネガティブ慣れ」
してきてしまったからであり、

毎日ポジティブな言葉を
インプットし続ければそれが
新たな「常識」となり、
「ポジティブ慣れ」していきます。

なお、スクリプトにおいて
原書では「神」「スピリット」
などとなっていますが、

要は「人智を超えた、完全な存在」
という意味であり、
あなたに最もしっくりくる言葉に
置き換えてください。

一応、下記スクリプトでは
「真我」で統一しています。

以下に置き換えの例を挙げておきます。




宇宙
宇宙意識
全知全能の存在
根源の存在
創造主
全て
ハイアーセルフ
本当の自分

根源的知性
大自然の摂理
○○(オリジナル)

ーーーーーーーーーーーー

【浄化のスクリプト】

真我の名において、
私の顕在意識及び潜在意識レベルで
「(-)(-)(-)
(この空欄に手放したい意識の内容を入れる)」
として
細胞に不正確な認知に基づく
破壊的記憶を刻み込むことになった、
根源的体験を、特定してください。

私の肉体的、精神的、魂的、エネルギー的
――全てのレベルの私を
これらの根源的体験に連れて行き、
そして
真我においてその体験を分析し、
解決/解消してください。

真我により、
私の存在の最初の原点から、
全ての時間・空間・世代を超えて
全ての出来事、人、状況、環境、
そしてそれらに付随する要素全てが
本日のこの瞬間に至るまで、癒されます。

真我により、
全ての癒しと修復は神の光と真実に満たされ、
平和と慈悲、ゆるし、無条件の愛に満たされて、
私のかつての不完全な認知と、
それに基づく気持ち、思考、信念、
その結果としての細胞への破壊性、
そしてそれに関わった全ての人、
場所、状況、出来事 が癒されます。

真我により、
完全なゆるしと無条件の愛によって、
私は自分の肉体的・精神的・感情的・魂的
――全てのレベルにおいて
私は自分の、本来の完全完璧な存在性を回復します。

私は【(+)(+)(+)
(ここにそうありたいと願っている内容を入れる)】
を選択しています。
私は【(+)(+)(+)】を感じています。
私は【(+)(+)(+)】しています。

今、それが完了しました。
私は癒されました。
それは達成されました!

真我よ、私を助けに来て、
私からストレスを追い払い、
私が本来の完全な存在性を全うできるように
手伝ってくれてありがとう。

ありがとう、本当にありがとうございます!!

全ての祝福の元である
真我を心から愛し、讃えます。

さあ、私の全ての細胞たちよ、
以上のシナリオを今後30分に1回、
180日間 毎日、全自動で、
私の全ての細胞と
それを構成するエネルギー成分
1つ1つに至るまで繰り返しなさい。

それにより、私の肉体・精神・魂
全てのレベルにおいて
完全に健康的な周波数を私は回復し、
それにより私は本来の人生の目的と
壮大な力とエネルギーをもって
人生を歩んで行きます。

今、それは完了し、達成されました。
ありがとうございます、
ありがとうございます!!

ーーーーー
(短縮版)

真我よ、私のこの【(-)(-)(-)
(この空欄に手放したい意識・気持ちの内容を入れる)】
という嫌な気持ちの出所を突き止めたまえ。

ここに手を差し伸べて、真我により
この気持ちが生み出す全ての状況から私を救い、
今このときと光と真理で満たし、
私にこのような気持ちを抱かせしめた
あらゆる人々、あらゆる状況を受け入れる
おおらかな度量を与え、
愛と平安を授けたまえ。

無条件の愛と寛大な心をもって、
私はたった今、これまで
抱いてきた思い込みを追放します!

私の肉体、思考、感情、そして魂に
宿る不適切な認識、
固定観念にとらわれた行動を、
1つ残らず開放します。

今は
【(+)(+)(+)(ここにそうありたいと願っている内容を入れる)】
です。

真我よ、私を助け、
確かな力を与えてくれたことに
心から感謝を捧げます。

泉のように恵みを注いでくださる、
真我に栄あれ。

ーーーーー

このスクリプトが素晴らしいところは、
あなたの成功と幸せを妨害している
ネガティブな思い込みや気持ち、意識の
正確な内容や、

その始まったきっかけが
必ずしも(顕在意識レベルで)わからなくても、
あなたの潜在意識と「真我」は
全て知っているので、

このスクリプトを繰り返し読み、
声に出し、耳で聴くのを
繰り返すうちに浸透し

いつのまにか潜在意識が
書き換えられていく、
ということです。

つまり特殊なセラピストなどの
手を借りなくても、自分の内面の
書き換えが可能だということです。

あとは、あなたが毎日この
「スクリプトを読み、唱える」
という行為を繰り返すかどうかだけです。
ご検討を祈ります。


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思考と感情は、ラジオ放送よりも強い電波を出している


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

今回は、以前の記事
「親子関係」は胎児期から始まっており、
それが自己価値観や生涯の人間関係パターンを作る

に引き続き
『生き埋めにされた気持ちは決して死なない…』
の内容からご紹介していきます。

 

これは1973年頃の実験ですが、
人間が強く念じたことは
予想以上に強力な電磁場を発生する
という実験があります。

全くの無神論者だと自称していた
科学者のW.Jerome Stowell 博士が
他の科学者4人と共同して

「人が亡くなる時、
脳の活動はどうなるのか」

を調べるべく、ある実験をしました。

被験者は高齢女性で、
末期の脳腫瘍で死に臨んでいましたが、
機能不全は身体に限られており、

幸いにして意識ははっきりしていて
大変落ち着いた状態でした。

この女性の個室にコインの大きさのマイクと
彼女自身に電極(と思われる記述ですが
明確な用語は出てきませんでした)
を取り付けておきました。

この装置は
+500kwから-500kwまで
記録できるもの。

ちなみに
世界に電波を飛ばせるラジオ放送の
場合で50kwだそうです。

装置を女性につけた時、
針は+9kwを示していました。

いよいよ他界が近づいたとき、
敬虔なクリスチャンである彼女は
声に出して、祈りを捧げ始めました。

彼女は神を讃え、
彼女に辛く当たった人たちにも
神の慈悲を請い、

神への信仰を述べ、神の力と、
神がいつも共に在ることを
知ることができた人生への感謝と、

今も神をどんなに愛しているかを
言葉にして表したのです。

モニター室で彼女の音声を
聞いていた5人の科学者は、

彼女の心のこもった祈りの言葉に
感動し、涙を流し、しばし
実験中であることを
忘れてしまったそうです。

その時、電磁計測計から
アラーム音が聞こえました。

見てみると、計器の針は
+500mVを差し、なお上を
目指しながら達成できない状況

・・・つまり、プラス値で
振り切れていたのです。

ーーーーー

一方で、対照実験として
病気で脳機能が損なわれ
特に理性や判断力が低下し

感情的・衝動的になりやすい
ある男性患者さん

(この人も死の淵にあり、
病院で研究対象となりながら
入院していました)

をわざと怒らせ、
彼が相手(看護師)を
激しく怒るように仕向けました。

この男性は脳機能が低下していて
理性による抑制が利かないため、
思い切り汚い言葉で看護師を
呪い、ののしりました。

すると今度は、
計器の針が-500mVを
振り切ったのです。

ーーーーー

「だけどこれは実験が古過ぎるし、
しょせん1例だけの話でしょう。
データの信頼性はどうなの?」
と思われるでしょうか?

では、2014年にNHKテレビで放映された
「サイエンスゼロ」のページをごらんください。

その一部の動画は、 You Tube にも
アップされています。

このように、人間の意識の電磁場的エネルギーは
決して侮れないものであるようです。
今後は更に詳細に、こうしたことの
研究が進んでいくことでしょう。

ーーーーー

「でも、もう既に思い切りネガティブな
感情状態で数十年も過ごしてしまった。
育った家庭環境もひどかった。

こんな私には、もう
ろくな人生が待っていないのか?」

と不安になったあなた。
ご安心ください。

『生き埋めにされた~』
には、ちゃんとその解決策も示しています。

次回の記事で、
それをご紹介します。


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涙は身体の有害物質を洗い流す


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

今回も、引き続き
『生き埋めにされた気持ちは決して死なない…』
の内容からご紹介していきます。

特定の感情が特定のホルモン分泌を促し、
これが身体に強い影響を与えることは
これまでの記事で述べてきました。

たとえば恐怖感は「ACTH」
(副腎皮質刺激ホルモン)
の分泌を促し、

これは
ストレスホルモンの代表といわれる
「コルチゾール」を分泌させます。

コルチゾールのおかげで、
かつて野生動物だった人類は
恐怖感に打ち勝って
肉食獣などの敵に立ち向かったり、

あるいは長時間全力疾走するなど
「火事場の馬鹿力」的力を発揮して
死を逃れ、命をつないできたのです。

しかし時代は流れ、現代の――
特に先進国の都市生活においては、
そうした

「命を脅かすが、短期的に終わる」
ストレスは減り、代わりに
「すぐに命は奪ないが、長期間続く」
ストレスが主になりました。

元々緊急時の劇薬のような
ストレスホルモンが長期間(年単位)
続けば、その効果よりも副作用の方が
大きな問題になります。

劇薬の長期間使いっぱなしによる
健康への害は、

・高血圧、高脂血症、高血糖、高尿酸血症
・肥満
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍
・喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患
・リュウマチ、多発性硬化症などの自己免疫性疾患
・原因不明の慢性痛(線維筋痛症や、
偏頭痛、腰痛など含む)

そして

・がん

さえも、
年単位のネガティブな感情状態が誘発、
進展させることが徐々に
知られるようになってきています。

では、そうしたネガティブな感情を
どのようにしたら減らせるのか?
ですが、

その1つの手段として
「涙を流す」ことが
実際に有効であることが
わかってきました。

誰でも、流涙すれば
気分的にすっきりするというのは
体験的に納得されるでしょうが、

それだけでなく、実際に
「異なる感情は、異なる化学成分を
含む涙を分泌させる」
という研究結果が出ています。

ですから、ちょうど
熱い時には、熱中症を防ぐために
十分発汗する必要があるように、

あるいは細菌やウイルスが
鼻や口から侵入するのを防ぐために
くしゃみや咳をする必要があるように、

ネガティブな感情によって
自分が分泌してしまった
有害な化学物質をできるだけ
速やかに排泄するために

しっかり涙を流すのは
実際に、健康に良いのです。

一般に男性の方が心臓疾患で
倒れやすいとされています。

もちろん、その前提として女性ホルモンが
心臓や血管系への保護作用があるからと
説明されてきており、事実
それがメインではあるでしょう。

(実際、女性も閉経後には
心血管系疾患のリスクが
男性に近づきます)

ただ、一般に(文化的価値観から)男性の方が
感情表現(特に人前で涙を流すこと)
を抑圧することが多いですから、

それもストレスホルモンの血中濃度を上げ続け、
心血管系疾患リスク上昇を促す
要因の1つと考えられないでしょうか。

これからの時代は、男女とも
できるだけ我慢せずに流涙する、

周りの人たちも、その人が
咳やくしゃみをするのと同じように
涙を流すという行為を

「普通のこと」として見なすように
すると、自分も他人もぐっと
生きやすい社会になるかもしれませんね。

ディーパック・チョプラ博士
は、以下のように述べています。

ーーーーー

1970年代から、我々の脳の中では
神経伝達物質(浜野注:いわゆる
「脳内ホルモン」)が発見され、

これが毎瞬毎瞬微妙に
調整されながら分泌され続け、
私たちの身体の状態を作ることが
わかってきた。

「考える」とは脳のこれらの化学物質を
放出し実行させることを意味し、
それが身体環境を決めるのである。

身体が思考の投影物であることを
まだ世間は認めていないが、

それは思考による身体の細胞一つ一つへの
刻一刻とした化学的作用を
理解していないからだ。

あなたの身体は、あなたが考えたことの
3-D(3次元)作品なのである。

ーーーーー

『生き埋めにされた気持ちは決して死なない…』
の中では、さらに興味深いことが
書かれています。

上記の、同じ各種神経伝達物質と、
それを受け止めて作用を発現させるための
受容体(レセプター)は
脳だけでなく、腸や胃、腎臓などでも
発見されているのです。

これはつまり、生化学的意味において
こうした臓器の細胞たちも
「考える」ことができる、
ということになります。

脳化学分野の最も先進的な研究者の1人であり
NIMH(国立精神衛生研究所)の脳生化学部門
の部長でもあるキャンディス・パートは

心と体は分けることは不可能だと述べ、
身体は心の表れだと説明。
「BODYMIND(体心)」という
言葉で表現することを好んでいます。

もしもあなたの身体の特定の
臓器や部分が何年間にもわたって
不調が続くなら、

そこが標的になってしまった、
特定のネガティブな感情が
あなたの中に固定していると
見なせます。

その具体的な
「ネガティブ感情と、身体症状/疾患のリスト一覧」
も、『生き埋めにされた~』
の中に詳しく掲載されていますので、
英語が読める人は参照されると良いでしょう。

 


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DNAよりも感情が、あなたの運命を決める


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

最近の研究では、遺伝子(DNA)は
その持ち主の運命を決定づけるものではなく、
あくまでも青写真に過ぎず、

その青写真を実行するかどうかは
細胞を取り巻く環境との兼ね合いで決まる、
ということがわかってきています。

これを「エピジェネティクス」
(『後成(後世)遺伝学』という
訳をする場合もあるようです)
といいます。

そして、外部環境との接点は細胞膜なので、
実際には(細胞の核の中にある)DNA以上に
細胞膜の組成や機能が重要であること、

そしてその細胞膜の機能に
大きな影響を与えるものの1つが
その細胞の持ち主の感情状態である、
ということがわかってきました。

なぜなら人が強い感情を抱く時、
それに応じた電磁エネルギーが生じ、

また特定の細胞からはホルモンや免疫細胞、
神経伝達物質(いわゆる脳内ホルモン)
といったものが分泌され、
それが周囲の細胞に次々と広がっていくからです。

電磁エネルギーや上記のような
種々の化学物質を媒介して
感情エネルギーが細胞に伝えられ、
その膜に影響を及ぼします。

一般に、強く持続的なストレスは
細胞膜に炎症反応を及ぼし、
それが年単位で続くことで

さまざまなアレルギー疾患、
自己免疫疾患、高血圧、代謝異常
(高脂血症、高血糖、高尿酸血症)、
そしてがんにも至ると考えられています。

こうした

「DNAさえも絶対的なものではなく
青写真にすぎず、
それを発現させるかどうかも
本人の感情状態が決める」

という最新の知見
「エピジェネティックス
(『後成(後世)遺伝学』)」
については、以下の本に詳しいです。

特に両親の感情状態が
胎児に及ぼす影響については

第7章「親は子どもの遺伝子が
最高の可能性を発揮できる環境を整えよう」
をご参照を。


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「親子関係」は胎児期から始まっており、それが自己価値観や生涯の人間関係パターンを作る


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

前回の記事

「物心つく前からの触れ合い(スキンシップ)が、
その後の対人関係パターンを決める」

では、「物心がつく」前から
漠然としたレベルながら記憶が保たれており、

その時期の記憶の質は
その後の対人関係の質を左右すること、

そしてその時期の記憶の質を決める
大きな要素の1つが
親子のスキンシップの多さである
ことをご説明しました。

今回はさらに

(2)既に胎児期から、子供と母(そして父)
とは、化学的にリアルに「つながっている」

についてご説明します。

昔から「胎教」が
優良な子供を得るには大切だ、
といわれ、

妊娠中の母親がリラックスし
落ち着いて過ごせるよう、

クラシック音楽を聴いたり
良い芸術作品を観るのが良い、
などとされてきました。

とはいえ

「まあ、もちろんそれに
越したことはないだろうが、

そんな時間的余裕もないし、
そういう『余分なこと』まで
必ずしもしなくて良いだろう」

というのが、大半の人の
感想ではないでしょうか?

しかし

” Feelings Buried Alive Never Die…”
(『生き埋めにされた気持ちは決して死なない…』
[Karol K. Truman 著、邦訳書未出版])

によると、医学や心理学の発達につれ、
こうした「胎教」の大切さが改めて
浮き彫りになったそうです。

例えばここ2-3年間で、
テレビ番組「NHKスペシャル」などでも
「オキシトシン」というホルモンが
注目されていることを何度か伝えています。

従来、医学や生理学でいわれていた
オキシトシンの作用は

・子宮収縮→陣痛・出産を促す
・乳汁分泌し、生まれて来た子に
授乳できるようにする

というものですが、それだけでなく、
近年の研究にて

スキンシップにより明らかに
オキシトシンの分泌量が増え、
それが互いのリラックス感と
親密さ、共感性を高めること、

更には、実際に物理的に
触れ合わなくてさえ
こうした作用が現れること
がわかってきました。

例えば 結婚式では、
花嫁花婿当人だけでなく、
その親や親せき、
更には参列した他の友人たちまで

(特に相手に実際に触っていなくても)
やはり血中のオキシトシン濃度が
高まった、との研究結果が出ています。

『生き埋めにされた~』の中で
セラピストである著者は、

・胎児はへその緒を通じて母親と
血液を共有しているため、
母親のホルモン状態の影響を直に受ける

・母親がイライラ、不安、落ち込み、悲しみ
などのネガティブな感情を
常に強く感じていると、

ストレスホルモンである
「コルチゾール」やその分泌を促す
「ACTH」が多量に分泌されるため、

胎児もそうしたホルモン一杯の環境で
過ごさねばならなくなる

・胎児は妊娠6ヶ月後にはもう、ほぼ
新生児の7割の脳機能を持っており、

発育しながらまず母親、次いで父親の
声を聞き続けているので、

母親の声や、父母の会話のトーンから
母親のストレス度を
わがことのように感じ取り、
その感情を

(厳密には、明確な感情というよりは、
感覚と感情の中間のような
「フィーリング(気持ち)」として)
毎日、リアルに感じ取っている。

・出産時には子どもは死と隣り合わせの
体験をするが、この時の外傷的記憶は
オキシトシンにより忘れられ、

おかげで大半の人は出生時の記憶は
忘れ、その後の人生をそれなりに
安定した気持ちで過ごせるようになる。

・逆にACTHは記憶を保つ働きをする。

前述のようにACTHはストレスの高い時に
そのストレスに対処するための
気つけ薬的なホルモン
「コルチゾール」を分泌させるが、

こうしたタイミングの記憶は当然
ストレスフルな内容なので、

ACTHによって保存された記憶は
出生時外傷に関わる

不安・恐怖・孤独感・
うつ気分といった感情をも
保存してしまうことになる。

・その結果、この世に生まれて来た
デフォルトの体験・記憶が
「人生とはつらいもの」
というものになってしまい、

そうすると人は自分のそうした
価値観のフィルター(いわば色眼鏡)
で人生を見るようになるため、

実際に「つらい」出来事ばかり
目につき、体験するようになる

という流れになってしまう、
と書いています。

また精神科医のThomas Verny 氏は、

「胎児の心身の状態を決める
最大の要素はDNAだが、
その次に明らかに大きな
決定要素となるのは

父母が(胎児期から)その子に対して
どのように関わるか、という態度である」

と述べています。

下記はバーニー氏の動画(一部)です。

英語ですが、動画画面右下「設定」(歯車アイコン)
→「字幕」→「日本語」で自動翻訳字幕が出るので
英語が苦手な方でもある程度は意味が取れると思います。

補足すると、
コルチゾールは免疫力を下げる
作用もあるので、

身体の防衛力(生命力)も
低下させてしまう、
ともいえるでしょう。

まさに、ストレス管理は自分自身だけでなく、
自分の子孫の人生の質にさえ
直接的な影響を及ぼしているのです。

このように、自分で
メンタルケアをできる
知識と経験

(有効な知識に基づいて
日々練習をし、メンタル改善を
実感できるようになること)

は、人生最大級の課題であり、
それを手に入れることは、
計り知れないほどの
価値あることなのです。

次回は更に『生き埋めにされた~』
をレビューしつつ、

「DNAさえも絶対的なものではなく
青写真にすぎず、
それを発現させるかどうかも
本人の感情状態が決める」

という最新の知見
「エピジェネティックス
(『後成(後世)遺伝学』)」
について、お伝えします。


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物心つく前からの触れ合い(スキンシップ)が、その後の対人関係パターンを決める


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

よく、物心がつくのは3-4歳ころからであり
だから、それ以前の経験は忘れてしまっているので
当人の人生にさほど影響はない、
と何となく思われていますが、

最近の研究で、人間の脳は
かなり早期から記憶を積んでおり
自覚的には(つまり、顕在意識レベルでは)
全く記憶がないと感じていても

実際には胎児期からの記憶が
その後の自分の人生に
大きく影響を及ぼしていることが
わかってきています。

・・・

では、いわゆる「物心がつく」
までの記憶がほとんどないのは
なぜか?というと、
2つほど機序があるようです。

(1)海馬がまだ活動していない

脳科学と心理学を経営学に応用して
起業塾を開催している中井隆栄氏は
その講座の中で、

3歳くらいまでは海馬(その後
人間の記憶中枢になる脳の部分)
が未発達で、
ほとんど機能できていないため

3歳以前の記憶はほとんど残らない、
と述べています。

ただ、言葉とか画像とか音とか、
そうした記憶はほとんど残らないが、
触覚だけは脳内の別の部分「線条体」
という所にその記憶が保管されているため、

漠然としたフィーリング
(感覚と感情の中間のようなもの)
として残るため、
その影響を大きく受けています。

最も顕著なのは対人関係での感覚で、
物心つく前から親からのスキンシップを
十分受けて育った子供は

対人緊張が少なく、
自他への信頼感が強く、
楽観的です。

その結果、人間関係も積極的に築けるし
気分の良い時間が長いので
身体の健康状態も良好に
保ちやすいのです。

逆に、幼少期に親が忙しいとか
親が子供を受け入れる気持ちが
薄かったなどで

物心つく前から十分に触れて
あげられていないと、

その後他人の中に出ていくことに
不安感や恐怖感を覚えやすく、
非社交的になりやすいと考えられます。

もし、あなたが保育園や幼稚園など、
初めて他人の集団に入る時に
大泣きした、登園に激しく抵抗した
などがあったなら、

あなたは物心つく前の
両親からのスキンシップが
十分得られなかったのかもしれません。

ーーーーー

(2)既に胎児期から、子供と母(そして父)
とは、化学的にリアルに「つながっている」

これについては、既に文字数が多くなってきましたので
次回に書きます。


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