強迫性障害は、ネガティブな「自己洗脳」である、という視点


強迫性障害は、ネガティブな「自己洗脳」である、という視点こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

2005年公開の映画「アビエイター」
ご存知の方は、どのくらい
おられるでしょうか?

実在の富豪ハワード・ヒューズの半生を描き
レオナルド・デカプリオが主演した作品ですが、
精神医学的には、重度の不潔恐怖
描いた場面が特徴的です。

デカプリオはこの役作りをするために
2ヶ月間、精神病院で患者たちと
一緒にすごし、おかげで リアルな
演技をできるように なりましたが、

その「副作用」として、
撮影が終わる頃には
自身も本当に
強迫症状が出てしまい、

そこから回復するためには
精神科医による心理療法が
必要だったそうです。

つまり、患者の精神状態を 理解し、
実感をもって 体験するために

患者のような考え方をし
同じような価値観をもって
毎日を過ごすようにしたところ、

心が患者同様の状態になり
(演技ではなく)本当の 症状が
出るに至って しまったわけです。

すなわち自分を強迫性障害 患者と
同じような思考の仕方に なるように
自己洗脳」した結果 、

本物の症状が出るように
なってしまったわけです。

これは、精神疾患の 症状が
どのようなものか、
ということについて
非常に示唆に富んでいます。

何かのきっかけで、特定の
偏った思考の仕方を身に
つけてしまうと、

その偏りの種類に応じた
精神症状が十分出得るのです。

そしてデカプリオの場合は
精神科医の助言のもとで

思考の偏りを元に戻すと
症状からも回復できた、
つまり「脱洗脳」できたわけです。

最近はフィンランドの一部で
政府が後押しする、
統合失調症への心理療法
注目を浴びています。

従来の「標準医学」的には
統合失調症は最も
「薬が必須、心理療法は効果不十分、

下手すると もっと
悪化させてしまうので危険」
というのが基本の考え方です。

そうした中、この統合失調症 ――
中でも発症直後で
激しい幻覚妄想も伴うような
状態に心理療法を行ない、

それが政府による支援を受けた
正式な治療法になっている
というのは画期的です。

日本ではうつ病への
認知行動療法でさえごく最近
(2010年)まで保険適応にならず、

適応になってからも
実施医療機関への医療報酬が
あまりにも安いために
なかなか普及していません。

(心理療法=カウンセリングは
職員の労力と時間を
長時間にわたり拘束するため、
それに見合った報酬がないと
医療機関は実施したがりません。)

「どんな精神症状も」というのが
いい過ぎだとしても、

大部分の精神疾患の苦しい症状は
何かのきっかけでいつもまにか
自分で自分を洗脳してしまった結果であり、

決意さえすれば、いつからでも
それを「脱洗脳」できます。

もしもあなたが今、
ご自分の心の症状でお悩みなら、
自己「脱洗脳」へと 実際に
行動を起こすことを お勧めします。

 


浜野ゆり

浜野ゆり の紹介

ホリスティック精神科医。通常の精神医学や心理学の他、心身を癒す分子整合(オーソモレキュラー)医学にもとづく栄養療法や、催眠療法・瞑想・レイキ・アロマさらには占いも習得。これらをフル活用してみなさまの統合的健康と幸せ感獲得のお手伝いをします。
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強迫性障害は、ネガティブな「自己洗脳」である、という視点 への1件のコメント

  1. 添田正子 より:

    浜野先生
    いつもありがとうございます。
    とても勉強になります!
    シェアさせて頂きます^o^

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