うつ病の再発――薬物療法では60~90%が再発するという事実


うつ病の再発――薬物療法では60~90%が再発するという事実こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

現在の「標準医学」による「常識」では、

「うつ病になったら、できるだけ早く
心療内科や精神科を受診して、
薬物療法を始めましょう」

ということになっています。

確かに、統計によれば
3か月~1年以内に大半のうつ病が改善する、
とされています

ただし、以下の2つの点が
曲者(くせもの)です。

1)統計で示される改善(寛解)とは、
1回の気分の波(落ち込み)
(1回の「うつ病エピソード」といいます)
から回復しことを意味し、

その後すぐに再発しようが、
何回再発しようが関係なく
「寛解した」と分類される。

2)そもそもうつ病(躁うつ病=
双極性障害 もそうですが)
は全く放置、つまり未治療でも、
数か月後には自然寛解する。

つまり、薬物療法をしても
しなくても、数か月から1年ほどで
いったん寛解する人が多いが、

その後また数か月から1年以内くらいに
高い確率で再発する人がほとんどなのです。

ちなみに日本うつ病学会や
アメリカ精神医学会の調査によると、
薬物療法を指示通り行なっていたとしても

初発したうつ病の患者さんが
再発する確率は50~60%、
2回目の人が3回目を再発する確率70~75%、
3回目の人が4回目を再発する確率90%

そして海外の12機関による研究では
一生のうちに平均4回は再発するそうです。

これほどまでに高確率で再発していながら、
果たして本当の意味で
「抗うつ薬が効いた」
といえるのでしょうか?

一方で、上記2)を読まれて

「なんだ、自然回復するなら、
何も治療しないで時間の経過を
待てば良いのね」

と思われた方もおられるかも
しれませんが、
それも要注意です。

うつ病になった方は
よくわかると思いますが、

うつ状態になると、大半の人が
自殺願望を抱くように
なってしまいます

いくら数か月~1,2年辛抱すれば
ましになる確率が高いからといって、
毎日死にたいくらい辛い気持ちで
過ごすのは地獄です。

何しろ、自分が無価値に感じられ、
誰にも愛されず必要ともされず、

将来に希望がなく、
まともに働けないので
遠からず路頭に迷う・・・

などとリアルに感じざるを
得なくなるので、

眠ってでもいない限り、
頭の中は不安と焦り、
希望のなさばかり
堂々巡りします。

「そんな苦しいばかりの
毎日に耐えてまで、なぜ
生きていなければならないのか」

という思考にはまっていったとしても
何の不思議もありません。

実際、あまりにもそれが辛いからこそ
そこから逃れたくて、
人は自死を選ぶのですから。

では、どう対処すれば良いのでしょうか?

近年、
「うつ病は心よりも脳の病」
ともいわれ、
実際にそうした面もあるものの、

やはり大きな部分は
本人の物事のとらえ方、
対人関係の持ち方、
自己価値観の低さからきており、

ここを直視し、そうした見方を
持つようになった
人生上のできごとを
棚卸しし、

より中立的で
自分が楽になる見方に
書き換えていく
という作業が最も根本的なものです。

ある程度の労力はかかりますが、
今後の数十年の人生の質が
これでガラリと変わるわけですから、
十分労力を投入する意義があります。

ただしここでもツボがあって、
従来型の心理学的見地からだけだと
気分の改善の程度は
限定的になりがちなのではと思います。

なぜなら従来の心理学では
あくまでも一個人から見た
世界や人生観なので、
どうしても近視眼的になり

それだとなかなか

「人生の意義」とか
「自分が貢献できることとは何か」
「何のためにそうしたことをするのか」

といった、人生の根本的な
疑問に答えることが
できないからです。

自己保存の本能は
生き物として大切ですが、

自分だけのこととして
考えてしまうと、
「他人や社会のために尽くす喜び」
というものは感じにくいままです。

心理学の研究でも、自分のためだけに
行動しているときよりも
他人のために考え、行動しているときの
方が人は幸福感を感じやすいことが
わかっています

結局、自分の幸福のためには
他人をも幸福にすること・・・

つまり、人に喜ばれてこそ、
真の充実感や幸せを感じられるよう、
人間は設計されているのです。

そこでエゴによる視点ではなく、

「自分一個人を超えた視点」
すなわち「人智を超えた何か」
があると仮定し、そこに
自分の心を「委ねる」

という視点を持てるようになると、

上記の、人生上の根本的疑問への
答えも見えてきますし、

自分一人で何もかも
コントロールする必要もない、
それでいて

自分の限られた経験からくる
小さな視野からの判断よりも
ずっと大きく、総合的で、

それでいながら自分個人も、
自分の周りの人たちにも
最善の結果をもたらす行動の仕方が
わかるので、

個人視点だけで
人生を見ていたときよりも
はるかに自由で、かつ現実的な

(つまり物質面、経済面、
人間関係面、健康面など)
メリットもしっかり得られるのです。

この醍醐味を体験したら、
自分一人の小さな自我(エゴ)からの
判断なんて、成功率の低さからして
危なっかしくて仕方ありません。

で、人智を超えた存在というと
ともすると「宗教?」と
思われがちかもしれませんが、
特定の宗教を信じる必要もありません。

人間は、自分のエゴ、つまり
表面的な心の奥底に、
「人智を超えたもの」
を既に誰でも持っていますから、

そこに「気づき」
その存在を「認め」
毎日の生活の中でできるだけ
そこと「つながる」よう

意識して
練習すれば良いのです。

さまざまな、いわゆる「スピリチュアル」
な手法がそうした方法を伝えていますが
(代表的なものは瞑想)、

今は一般向けのさまざまな書籍や
CD等も出ていますから、

あなたが最もなじみやすいやり方で
アプローチしてみられると
良いでしょう。

私たちの中には、量子物理学的には
(原子・分子・エネルギーレベルの)
「宇宙」があります。

私たちの本質は、一人一人が
既に「人智を超えて」いるのです。

例えば、下記の動画を見られると
何かを感じるきっかに
なるかもしれません。

Power of Tens

大宇宙と、小宇宙
(自分の身体の中の分子や
原子による空間)が
連続していることが、
視覚的にわかります。

半径数メートルの狭い日常に
視野が囚われてしまい
苦しくなったら、

このような動画を見返して
「世界はもっと広く、大きい」
ことを思い出すようにすると
良いでしょうね。


浜野ゆり

浜野ゆり の紹介

ホリスティック精神科医。通常の精神医学や心理学の他、心身を癒す分子整合(オーソモレキュラー)医学にもとづく栄養療法や、催眠療法・瞑想・レイキ・アロマさらには占いも習得。これらをフル活用してみなさまの統合的健康と幸せ感獲得のお手伝いをします。
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