「夢を見る=眠りが浅い=悪いこと」ではない


「夢を見る=眠りが浅い=悪いこと」ではないこんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

患者さんやクライアントさんのお話を
聞いていると、眠れないという訴えに
関連して

「ようやく寝付けたと思ったら
夢ばかりみて、眠りが浅い」

「一晩にいくつも夢を見るので、
眠りの質が悪い」

ということをいわれます。

しかし

「夢を見る=(イコール)眠りが浅い、
睡眠の質が悪い」

というのは、大きな誤解です。

人は誰でも、(睡眠時間の長さに応じて)
一晩に3~5個は夢を見ています。

それを覚えていないとしても
忘れただけです。

逆に、全く、あるいは
ほとんど夢を見なくなったとしたら
それは脳の健康が障害されています。

例えば、これは昔よくいわれた話ですが、
統合失調症の人は睡眠中の夢を
上手く見られなくなっており、

その代償として日中の覚醒時に
幻覚体験をしてしまうのだ、
とさえいわれたことがあります。

多くの統合失調症の患者さんに寄り添い、
その内面世界をつぶさに観察してきた
精神科医の中井久夫氏は、

病気の症状が極期を通過して
改善方向に転換すると、
よく眠るようになり、

夢もきちんと
見られるようになり、
それに比例して幻覚や妄想といった
異常な体験が軽減すると述べておられます。

いわば、幻覚妄想体験は
覚醒時の夢だ、ともいえる立場です。

ーーーーー

また、脳科学・心理学・経営学を
併用した経営コンサルタントの
中井隆栄氏はその著書

『1日を48時間にして夢をかなえる』
『楽しく正しく寝るだけで仕事は10倍速くなる』

の中で、以下の点をわかりやすく
解説しておられます。

・身体の健康と脳機能(記憶力を含む)
を良好に保つには、
一晩6時間以上の睡眠が必須

・睡眠の前半の深い眠りは主に身体機能の維持
(成長ホルモンなどを分泌することで
昼間に消耗した細胞の修復と再生する、
免疫力回復、生理的周期
[日内リズム]のリセットなど)を、

後半の浅い眠りは脳がさかんに活動しており
そこで前日までの記憶の整理と取捨選択、
学習の定着、アイディア発想などをしている

※ここでいう「浅い」、「深い」とは
脳波記録上の脳波の周波数
による分類です。

そして、浅い眠りの時間に夢を見ることで

・記憶の確認(内容や重要性を含めて)と選別

・覚醒時には顕在意識や理性が
抑え込んでいた、感情や本音を表現

・別々の体験や情報や記憶を結び付けて
新たなアイディアや認識を生み出す

といった、非常に貴重な
精神活動をしています。

ですから、
「夢を見るのは良いこと」
なのです。

いや、それどころか、夢は

「人間が人間らしい精神活動をしている証」

であり、また

「他にないほど大きな大脳を持つ
人間ならではの創造性発揮の時間」

なのです。

ゆめゆめ、「夢を見るのは眠りの質が悪い証拠」
などとは、思わないでくださいね(^^;。


浜野ゆり

浜野ゆり の紹介

ホリスティック精神科医。通常の精神医学や心理学の他、心身を癒す分子整合(オーソモレキュラー)医学にもとづく栄養療法や、催眠療法・瞑想・レイキ・アロマさらには占いも習得。これらをフル活用してみなさまの統合的健康と幸せ感獲得のお手伝いをします。
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