あなたの子供は、あなたの子供であるだけで価値がある


あなたの子供は、あなたの子供であるだけで価値があるこんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

前回の記事
「引きこもりは子供の自尊心の低さを示しており、
親が無条件の愛を与えることで癒される」

に引き続いて、不登校や引きこもりの
子供への、親の対応法についてです。

子供を授かった時、妊娠中から
「異常のない、元気で
五体満足な子でありますように」
と祈り、無事満期出産になれば喜び、

生まれたばかりのわが子が
元気で健康なだけで幸せです。

もしも未熟児で生まれて
保育器でしばらく預かって
もらわねばならないならば、

「順調に育って、
予定通り退院できますように」
と、祈ることでしょう。

ところが「五体満足で、健康」
な子に対しては、そのうち
「這えば立て、立てば歩めの親心」
が出て来ます。

この川柳はポジティブな意味では
子供への期待感を持っている
ということになりますが、

裏を返せば「今のままでは不足」
という親の価値観を示しています。

これが続くと、学校での成績、
スポーツや習い事での上達度、
友達の多さ・・・などで
常に周りと比較し、

それに応じての評価を下すことになるので、
親はもちろん、子供本人も
気持ちが安らぎません。

子供にとって親は全世界の代表なので、
テストで取った点を親が見た瞬間に
表情が曇ったり、不機嫌になると

「成績が悪い私は愛されないんだ」
と結論付けてしまいます。

これは多くの親が、
ついやってしまうスタンスです。

しかし本来は、成績や能力に関係なく、
あなたの子供はあなたの子供であるだけで
価値があるはずです。

なぜなら、他の誰とも
取り替えることができないのですから。

そこのところを親が最初から意識し
子供に対応すると、

子供は
「自分が特別何か成果を挙げなくても、
親はいつも自分の味方で、
変わらず愛してくれるもの」

という大きな安心感をベースに
人生をスタートさせられるので、

その後他人とのさまざまな行き違いや
対立、いじめなどがあったとしても
自己価値観(自尊心、自己愛)
は揺らぎません。

逆に
「良い成績なら、
習い事が上手くできたら、 e.t.c.
『良い子』だと認めて、愛してあげる」

という「条件付きの愛」しか
親に与えられていないと、

子供は自己価値観が低く、
例えばクラスメイトに無視されたり
担任に誤解や心無いことをいわれただけで
すぐ心が折れ、引きこもってしまうのです。

ですから、もしあなたのお子さんが
不登校や引きこもりを続けているなら、

「これは、親としての子供への
対応法を考え直す必要があることを
教えてくれているのだ」

と認識し、ご自身を振り返る
きっかけにしていただけると、
その後、親子ともども、良い方向に
変わっていけるでしょう。

引きこもり始めた子供に対して
親が感じるとまどい、不安、
怖れ、怒りなどを、

子供は学校やクラスメイトや
自分の将来に対して感じています。

決してのんびりはしていないのです。

たとえスマホゲームなどばかりに没頭していて、
表面的には好き放題にしているように見えても、

それは内心の不安や焦りから目をそらせ、
気を紛らわせているだけで、
決して心は楽しくも、安らかでもありません。

「みんなが行って、楽しんでいる」
はずの学校という、

子供にとって最大の
社会から脱落している自分への
劣等感や今後への不安焦燥感で
いっぱいなのです。

そんな気持ちでいる時に
「いつまでブラブラしているつもり?
このまま一生遊んで暮らすの?」

などと追いつめるような言葉を
かければ、子供は

・自室に鍵をかけ、出て来ない
・顔を会わせても挨拶はもちろん、
視線も合わせない
・親に暴言を吐く
・物に当たったり、親に暴力をふるう

といったことをしたくなります。

そうすることでしか自分の気持ちを守る
手段を知らないし、
自分を守らないと、ますます親に
傷つけられる、と感じているからです。

つまり、親がきちんと自分を
見てくれてない、話を聞いてくれてない
(一方的に価値観を押し付けてくるばかり)、

わかってくれてないという不満が
家庭内暴力や暴言になっているのです。

逆に、自分が親に無条件に
愛されていると思えば、
そうした防衛反応もしなくて済みます。

そして人間は、自分を本当に
愛してくれている人間を
攻撃することはできないので、
暴力をふるう理由もなくなります。

自分が自分としてありのままでいても
親が愛してくれていると実感できれば
自分も自分を愛せるようになるので、
いずれ登校したくでしょう。

なぜなら、同じ年頃のみんなが
学校で楽しく活動しているのに、
自分一人が自宅でポツンといることなど、
本当は嫌だからです。

ーーーーー

あなたの身近な人は、
あなた自身の内面の課題を
映し出しています。

前回の記事にも書きましたが、
子供をありのままに認められない親は、
親自身も自分の親に十分愛してもらえず
そのため、自己価値観が低くなっています。

ですから、子供の不登校は
「そろそろ、自分自身を愛する練習をしましょう」
という、人生の重要な課題に取り組む時期に来たと
解釈して、親がまず変わりましょう。

その結果としてご自身の気持ちが変わるのみならず、
お子さんをはじめとして
周囲の人の反応も変わっていくことに
あなたは驚くことでしょう。

ただし1点、注意する必要があるのは、
最初から子供が登校することを期待して
子供への反応を変えようとしても
効果がない、ということです。

結果を最初から期待せず、
無条件にまず現状のお子さんを
受け入れ、愛する練習をしてくださいね。

そのための第一歩は、
前回の記事の中にも書いていますので。


浜野ゆり

浜野ゆり の紹介

ホリスティック精神科医。通常の精神医学や心理学の他、心身を癒す分子整合(オーソモレキュラー)医学にもとづく栄養療法や、催眠療法・瞑想・レイキ・アロマさらには占いも習得。これらをフル活用してみなさまの統合的健康と幸せ感獲得のお手伝いをします。
カテゴリー: メンタルヘルス, 引きこもり   パーマリンク

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