涙は身体の有害物質を洗い流す


涙は身体の有害物質を洗い流すこんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

今回も、引き続き
『生き埋めにされた気持ちは決して死なない…』
の内容からご紹介していきます。

特定の感情が特定のホルモン分泌を促し、
これが身体に強い影響を与えることは
これまでの記事で述べてきました。

たとえば恐怖感は「ACTH」
(副腎皮質刺激ホルモン)
の分泌を促し、

これは
ストレスホルモンの代表といわれる
「コルチゾール」を分泌させます。

コルチゾールのおかげで、
かつて野生動物だった人類は
恐怖感に打ち勝って
肉食獣などの敵に立ち向かったり、

あるいは長時間全力疾走するなど
「火事場の馬鹿力」的力を発揮して
死を逃れ、命をつないできたのです。

しかし時代は流れ、現代の――
特に先進国の都市生活においては、
そうした

「命を脅かすが、短期的に終わる」
ストレスは減り、代わりに
「すぐに命は奪ないが、長期間続く」
ストレスが主になりました。

元々緊急時の劇薬のような
ストレスホルモンが長期間(年単位)
続けば、その効果よりも副作用の方が
大きな問題になります。

劇薬の長期間使いっぱなしによる
健康への害は、

・高血圧、高脂血症、高血糖、高尿酸血症
・肥満
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍
・喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患
・リュウマチ、多発性硬化症などの自己免疫性疾患
・原因不明の慢性痛(線維筋痛症や、
偏頭痛、腰痛など含む)

そして

・がん

さえも、
年単位のネガティブな感情状態が誘発、
進展させることが徐々に
知られるようになってきています。

では、そうしたネガティブな感情を
どのようにしたら減らせるのか?
ですが、

その1つの手段として
「涙を流す」ことが
実際に有効であることが
わかってきました。

誰でも、流涙すれば
気分的にすっきりするというのは
体験的に納得されるでしょうが、

それだけでなく、実際に
「異なる感情は、異なる化学成分を
含む涙を分泌させる」
という研究結果が出ています。

ですから、ちょうど
熱い時には、熱中症を防ぐために
十分発汗する必要があるように、

あるいは細菌やウイルスが
鼻や口から侵入するのを防ぐために
くしゃみや咳をする必要があるように、

ネガティブな感情によって
自分が分泌してしまった
有害な化学物質をできるだけ
速やかに排泄するために

しっかり涙を流すのは
実際に、健康に良いのです。

一般に男性の方が心臓疾患で
倒れやすいとされています。

もちろん、その前提として女性ホルモンが
心臓や血管系への保護作用があるからと
説明されてきており、事実
それがメインではあるでしょう。

(実際、女性も閉経後には
心血管系疾患のリスクが
男性に近づきます)

ただ、一般に(文化的価値観から)男性の方が
感情表現(特に人前で涙を流すこと)
を抑圧することが多いですから、

それもストレスホルモンの血中濃度を上げ続け、
心血管系疾患リスク上昇を促す
要因の1つと考えられないでしょうか。

これからの時代は、男女とも
できるだけ我慢せずに流涙する、

周りの人たちも、その人が
咳やくしゃみをするのと同じように
涙を流すという行為を

「普通のこと」として見なすように
すると、自分も他人もぐっと
生きやすい社会になるかもしれませんね。

ディーパック・チョプラ博士
は、以下のように述べています。

ーーーーー

1970年代から、我々の脳の中では
神経伝達物質(浜野注:いわゆる
「脳内ホルモン」)が発見され、

これが毎瞬毎瞬微妙に
調整されながら分泌され続け、
私たちの身体の状態を作ることが
わかってきた。

「考える」とは脳のこれらの化学物質を
放出し実行させることを意味し、
それが身体環境を決めるのである。

身体が思考の投影物であることを
まだ世間は認めていないが、

それは思考による身体の細胞一つ一つへの
刻一刻とした化学的作用を
理解していないからだ。

あなたの身体は、あなたが考えたことの
3-D(3次元)作品なのである。

ーーーーー

『生き埋めにされた気持ちは決して死なない…』
の中では、さらに興味深いことが
書かれています。

上記の、同じ各種神経伝達物質と、
それを受け止めて作用を発現させるための
受容体(レセプター)は
脳だけでなく、腸や胃、腎臓などでも
発見されているのです。

これはつまり、生化学的意味において
こうした臓器の細胞たちも
「考える」ことができる、
ということになります。

脳化学分野の最も先進的な研究者の1人であり
NIMH(国立精神衛生研究所)の脳生化学部門
の部長でもあるキャンディス・パートは

心と体は分けることは不可能だと述べ、
身体は心の表れだと説明。
「BODYMIND(体心)」という
言葉で表現することを好んでいます。

もしもあなたの身体の特定の
臓器や部分が何年間にもわたって
不調が続くなら、

そこが標的になってしまった、
特定のネガティブな感情が
あなたの中に固定していると
見なせます。

その具体的な
「ネガティブ感情と、身体症状/疾患のリスト一覧」
も、『生き埋めにされた~』
の中に詳しく掲載されていますので、
英語が読める人は参照されると良いでしょう。

 


浜野ゆり

浜野ゆり の紹介

ホリスティック精神科医。通常の精神医学や心理学の他、心身を癒す分子整合(オーソモレキュラー)医学にもとづく栄養療法や、催眠療法・瞑想・レイキ・アロマさらには占いも習得。これらをフル活用してみなさまの統合的健康と幸せ感獲得のお手伝いをします。
カテゴリー: メンタルヘルス, 心身症, 潜在意識   パーマリンク

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