精神科/心療内科とカウンセリングルームやヒーリングサロン、整体などとどう違うのか? その使い分け方は?


精神科/心療内科とカウンセリングルームやヒーリングサロン、整体などとどう違うのか? その使い分け方は?こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

ではこれから精神科/心療内科の選び方に
入っていきますが、そのためにまず、

「カウンセリングルームやヒーリングサロン、
 整体などとどう違うのか?
 そして、その使い分け方は?」

という点についてご説明します。

全く初めて精神科や心療内科を受診する方の場合、
時としてヒーリング(癒し)サロンや
カウンセリングルームと同じような
イメージで来院してしまい

「こんなはずじゃなかった・・・」
と感じる方も時々おられます。

ですので予め両者の違いを知り、それぞれを上手く
使い分けていただければと思います。

「カウンセリングルーム」
「ヒーリングサロン」
とはこんな所

「カウンセリングルーム」とは主に心理カウンセリング、
「ヒーリングサロン」とは主に身体のケア
(マッサージ、手当てによるエネルギーワークなど)をする所ですが、

細かな定義はさておくとして、要するに

・自費(つまり保険が使えない)代わりに、
1人の顧客に1人のスタッフが
数十分以上かけてじっくり関われる

・医療機関ではないので診断書や処方箋が書けない

というのが特徴です。
それに対して精神科/心療内科は医療機関なので

(1)保険が使える所が大部分
(使えない部分に関しては、その医療機関で
予め説明されているはずです)

(2)診断書、処方箋が発行できる

そしてここからがポイントなのですが、
保険診療では、毎回の診察で以下のことを
すればするほど、収入(診療報酬)が国から入ってきます。

・多くの種類と量の薬を出す。
 それもできるだけ新薬(薬価が高いから)中心にすると良い。

・多くの検査を、法律の範囲内でできるだけ頻繁に行なう。

・できるだけ高い医療器具を使う。

・上記を実行するため、1日あたりの患者数を
できるだけ増やす。

 少なくとも医師一人あたり数十人、
できれば3ケタが望ましい。

※例えば、以下を考えてみてください・・・
仮に9-17時、昼休みなしで患者さん一人を
5分で診察したとしても
せいぜい96人/日という計算になります。

実際には患者さんの容体によって
もっと長引いたりしますし、

そもそも医師も機械のように
何時間も同じ集中力は維持できないので、
後半はもっとペースが落ちてくるでしょう。

午後にもスタミナがもつよう、
昼食抜きが常態化するのは、さけるべきですし。
(でないと「医者の不養生」ですよね!)

逆に、毎回の診察で以下をすればするほど
収入が減り、赤字→倒産の危機に近づきます。

・一人の患者さんとじっくり話し合う

・必要最低限の検査項目を、
必要最低限の頻度(回数)だけ行なう

・必要最小限の薬の処方(種類、日数とも)だけ行なう

いかがでしょうか?
精神科/心療内科で「じっくり話を聞いてもらう」
のを期待するのは、かなり
現実的に困難な体制になっています。

国民皆保険は日本の医療発展と
国民の長寿を支える尊い制度でしたが、
この中で、急増している精神的不調を全て
対応してもらうのは、現実的に難しいのです。

それと、精神の不調時だからこそ、
長く話している場合ではない、
という側面も、実はあります。

どういうことか、ご説明しますね。

どんな健康上の問題もそうですが、
受診者の中には比較的軽度の人もいれば、
今すぐ対処しないと命の危険もある、
という方もおられます。

例えば精神の症状が実は脳その他、身体の
病気から発していて、そちらの治療をしないと
精神症状も治せない、といった場合。

また、純粋な統合失調症やうつ病でも、
非常に重症期の場合はともかく一旦入院してもらい、
一定量の薬で鎮静しないと、

緊張や妄想の世界に
入りっぱなしで何を語りかけても
耳に入らない、ということがあります。

人格の司令塔である脳が病状で
自己コントロールを離れてしまっている時期には、
長々と話しても本人の中では堂々巡りするばかりで
何も解決せず、

そうこうしているうちに疲労困憊し、
しかし症状のせいで眠ることも食べることもできず、
早急に対応しないと消耗死してしまいかねません。

「対話」や「カウンセリング」は、
心身の最悪の谷底状態から多少とも這い上がり

「自分はどうしちゃったんだろう?
今後いったい、どうしていけばいいんだろう?」

と考え始めてからで十分ですし、
その時期になってからでないと
むしろ害の方が大きいのです。

私はかつて、自分が開いたカウンセリングルームや、
後にはクリニックでも「心理カウンセリング」や
「催眠療法(ヒプノセラピー)」を行なっていましたが、

その際にも、患者(クライアント)さんが、
その時点でそうしたセラピーを受けられる段階にあるかを、
まずしっかりと見極める時間を取っていました。

以上の理由から、

・精神科/心療内科では
 「診断」「処方」
 を受ける

これと並行して

・カウンセリングルーム等で
 「心理カウンセリング」
(人によっては催眠療法、レイキ、気功、アロマ・・・など)
 を受け、じっくり専門家と話すことで、
 自分自身の理解を深めることを学ぶ

のが肝要となります。


浜野ゆり

浜野ゆり の紹介

ホリスティック精神科医。通常の精神医学や心理学の他、心身を癒す分子整合(オーソモレキュラー)医学にもとづく栄養療法や、催眠療法・瞑想・レイキ・アロマさらには占いも習得。これらをフル活用してみなさまの統合的健康と幸せ感獲得のお手伝いをします。
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