知能指数を決めるのはDNAよりも本人の思考と感情


知能指数を決めるのはDNAよりも本人の思考と感情こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

あなたは友人や同僚などが

・仕事ができる
・上司にかわいがられている
・友人たちに人気がある

という場合、その理由を
「あの人は頭が良いから」
という理由付けをして、
劣等感を感じていませんか?

頭が良い
→成績が良い
→「良い学校(大学など)」に入れた、
だから学歴が良い

→良い仕事や上司に恵まれ、
幸せになっている

という因果関係になっていると、
何となく当然のように
思っている人は多いことと思います。

しかし、本当にそうでしょうか?

もちろん、かつてのように
「学歴で入社先が決まり、
入社先で一生が決まる」

といった単純な図式は
1991年頃のバブル崩壊以来
どんどん崩れてますが、

それ以前に、そもそも

1)知能指数は感情の影響を強く受ける

ことが臨床的に知られています。

例えば、病院で知能検査を受ける場合にも、
単に特定の検査項目を受けさせただけでは
あまり意味がなく、

検査前や検査時の受検者の
精神状態(感情、集中力などの状態)
がどうだったか、

検査者は注意深く観察して、
受検時情報として
記載しておくことが必須です。

そうしないと、得られた点数の意味が
きちんと評価できないからです。

普通に考えても、睡眠不足時や
強い疲労時、飲酒後などなら
正確な検査結果が得られないことは
予想がつきますよね。

そこまで極端でなくても、
対人緊張が強い人の場合

初対面の検査者と対面して
話す場面にいるというだけで
気もそぞろになり

検査内容や答え方の説明に
集中できず、したがって
ちゃんと回答することができない、
といったことは決して珍しくないのです。

ですからベテランの検査者は
カルテなどから本人の事前情報を得る他に

当日受検者と会った際にも
最初は世間話などして、
緊張をほぐすように
気を遣ったりするのです。

 

2)心の状態が身体(脳を含む)の機能を決める

アメリカの細胞生物学者であり
細胞生物学者である
ブルース・リプトン氏は、

「生物がどんな形質(性質)を発現するかは、
遺伝子(DNA)がその運命を
決定するものではない。

遺伝子は基本の青写真
(設計図)に過ぎず、
実際にその青写真をいつ、どの程度
実行するかは環境(※1)次第である」

という、「エピジェネティクス」(※2)
を提唱した人ですが、
彼の著書『思考のすごい力』
(原著出版2005年)では既に、

「知能指数決定に遺伝子が関係するのは34%」
という事実を、最新の遺伝学的研究で
判明したこととして
まとめています。

あなたがもし、常に不安や落ち込み、
怒り、恨み、悲しみを
日常的に感じているとすると、

そのことで 「コルチゾール」などの
ストレスホルモンがいつも
あなたの体内に多量に分泌され、
慢性過緊張状態を作ります。

こうした緊張した体内環境は、
野生環境で肉食動物から全力で逃走したり
イチかバチかで相手と戦うといった
緊急場面では合理的な反応で、

おかげで血圧・脈拍・体温が上がり
呼吸は浅く早くなり、
興奮しているので、

多少骨にヒビが入ろうが、
皮がむけて筋肉が割け、
流血しようが、
あまり痛みを感じません。

そうした怪我にかまうよりも
腕の1本くらい失ってでも
生き延び、子孫を残すことの方が
自然の摂理にはかなっているからです。

その代わり野生ではストレス源と
関わる時間は短く、

上記のような
「逃げるか戦うか」反応をして
難を逃れた後は、くつろいで
また仲間と食事したり休んだりできます。

過去を後悔したり、未来を心配する
という思考習慣もほとんどありません。

 

しかし、現代人は正反対です。
一発で致命的になるような
出来事にはめったに遭遇しませんが、

年単位でストレスを感じ続ける
人間関係や仕事環境に身を
置いている人は多いことでしょう。

で、身体の進化の歴史上、
無自覚でいると、原始時代と
同様に、ストレスを感じると
コルチゾールなどが大量に出て、

しかも現代では出っ放しになるので
コルチゾールの良い作用よりも
副作用の方が目立ち、
問題となります。

コルチゾールはいわゆる
「ステロイドホルモン」ですから、
ステロイド剤を使い過ぎた場合のように
免疫力が下がったり肥満したり
がありますが、

精神面でもうつ状態をきたすこと
などが知られています。

また、ストレスを感じている時には
集中力や判断力、記憶力も
落ちているので、当然

知能検査や、他のさまざまな
仕事での作業パフォーマンスも
低下します。

ストレスによる集中力や判断力の
低下で成績が良くないのに、

「自分は頭が悪いから」
「○○は苦手だから」
だから成績が悪いのだ、
と思うと自信が低下します。

低い自信では次回同様の課題で
「がんばろう、挑戦しよう」
という意欲もわかないので

なおさら学習が遅い、
パフォーマンスが悪い
ということになり、

ますます
「自分はダメなんだ」
という確信を強め、そして
その思考の通りの現実を作ってしまいます。

また、同じ課題を達成するにしても、

①達成したら褒美をもらえる
②達成できなかったら罰を与えられる

という2つの設定で子供たち

に遂行させたところ、

①の方が達成率も、また
達成時の成績も良かった、
という研究結果も出ています
(『うつのためのマインドフルネス実践』
マーク・ウィリアムスほか著、成和書店)。

 

ですから、「できる人」「好かれる人」
になりたければ、まず自分が
「できる人だ」「好かれる人だ」
と思いこむようにしましょう。

「ふり」をしていると、
そのうちその通りになる、
というのは人の心の原理なのですから。

 

こちらもご参照を。

高嶋美里氏のポッドキャスト

http://takashima-misato.com/

No.133「隙間時間をうまく
活用する方法を教えてください」

「自分が信じていることの99%は
洗脳による幻想である」

ということをほとんどの人が知らないこと、
なぜ知ろうとしないのかの理由も、
説明しておられます。

 

※1)エピジェネティクスでいう
「環境」には、感情が作り出す
体内環境も非常に役割が大きいもの
として位置付けています。

※2)エピジェネティクス
直訳すれば「超遺伝学」。
これを「後成遺伝学」
と書いている人もいます。

 


浜野ゆり

浜野ゆり の紹介

ホリスティック精神科医。通常の精神医学や心理学の他、心身を癒す分子整合(オーソモレキュラー)医学にもとづく栄養療法や、催眠療法・瞑想・レイキ・アロマさらには占いも習得。これらをフル活用してみなさまの統合的健康と幸せ感獲得のお手伝いをします。
カテゴリー: ストレス, メンタルヘルス, 脳機能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  • 2017年12月
    « 9月    
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31