スピリチュアルが右翼思想に結び付くとき


スピリチュアルが右翼思想に結び付くときこんにちは!ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

2017.4.6.朝日新聞
「リベラル?国粋的?安倍昭恵さんの思想とは」

安倍首相の妻、昭恵夫人が
いろいろな形で世間を騒がせていますね。

私としては、このように影響力の大きい立場にある人が、
誤解を生むようなスピリチュアルの表現を
発信することが気がかりです。

リンクに貼ったデジタル版は(会員登録しないと)
末尾まで記事が読めないのですが、
同日の紙版の朝日新聞の記事から、
その分野の専門家の意見の部分を引用します。

ーーーーー

1)思想史研究者の中島岳志

「本来、左翼とは、理性によって
社会を進歩させられると考える立場でした。

だが1960年代後半、理性の揺らぎが語られ、
ヒッピー文化が台頭する。

感性を重視し、自然に回帰しようとする流れです。

ただし自然回帰は『日本の土着』を
重視する姿勢と紙一重で、
そこに左翼が国粋的な日本主義に
接続する素地が生まれた」。

ーーーーー

2)樫尾直樹・慶応大准教授(宗教学)

「自分のスピリチュアルな行いの根拠を求めた時、
各国固有の伝統文化の価値を
『再発見』するのは一般的な現象。

日本の伝統文化=神道と捉え、
国にも大いなる力が働いている、
という考えを広げるまではあと一歩」。

ーーーーー

私自身の考えとしては、

・本来のスピリチュアルは分離や区別(差別)とは逆の、
一体性(ワンネス)の世界であり、

特定の個人や集団を他よりも優れていると
考えてしまった瞬間、
真のスピリチュアルな視点から
外れてしまっている。

です。

スピリチュアルにはまり、
誤った方向性に行ってしまう人たちが
一定割合いますが、

その典型的な「症状」の1つとして

「自分たちの考え方以外は間違いであり、
悪だから排除せねばならない」

というのがあります。

この立場から、宗教戦争や、
オウム真理教のように
「邪道な人間は殺した方が本人たちのためだ」
という極端な思想になってしまいます。

ある種の「選民思想」ともいえます。

こうした視点によって国粋主義になったり、

「『聖戦』のために立ち上がる必要がある」

などと言って憲法の強硬改悪や
武力行使の大義名分を得たと信じる人が
一国の権力者に就くと、
非常に先行き心配ですね。

本当のスピリチュアルな観点とは、
相手も自分も根っこは同じ、
その意味で善悪もない。

ワンネスは差別をしない、というものです。

ワンネスとは全てへの寛容性なのです。

(「いや、悪い人たちだっているでしょう、
あんな災害や、テロや、飢えや病気や
犯罪だってあるじゃないか、

ちゃんと正義を行使しなくては
ならない場面もあるはず」

と思った方は、
多くの良いスピリチュアル本が出ているので、
そちらで基本をまず学んでください。

スピリチュアルとは決してふわふわした「癒し」や
「引き寄せ」が本態ではなく、
何千年も前から続いている世界観・死生観です・・・

多くの人は目の前の日常に目を奪われ、
こうした、人生の根本価値を
考えてみるという時間を取らないので
気づいていない人が多いですが。)

ーーーーー

自分だけが優れている、特別だ、
と考えているうちは、
真のスピリチュアルな立場になっていません。


浜野ゆり

浜野ゆり の紹介

ホリスティック精神科医。通常の精神医学や心理学の他、心身を癒す分子整合(オーソモレキュラー)医学にもとづく栄養療法や、催眠療法・瞑想・レイキ・アロマさらには占いも習得。これらをフル活用してみなさまの統合的健康と幸せ感獲得のお手伝いをします。
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