あなたが自分の「不幸」を作り出している


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

以前、
「ネガティブな感情は、本来は90秒以内に消滅するのに、
それを続けさせてしまっているのは あなたの『心の習慣』である」
という内容の記事を書きましたが、↓
感情のコントロール法――90秒で流せる理由

最近も相談者の話をお聴きていて、
この事実を知らない、または
納得していない人がまだまだ多く、

そのせいで、いつまで経っても、
眼の前の「問題」が解消しても
すぐさま次の「問題」が現れ、
当人はきりがなく悩み続けることになるのだなあ、
と感じることがありました。

そこで今回は前述の記事を補足して
以下の喩えを入れたいと思います。

「ネガティブ感情は炎、
 ネガティブ思考は薪(焚き木)」

炎

ネガティブ感情とは
不安、恐れ、怒り、イライラ、落ち込み、
憎しみ、恨み、悲しみ、罪悪感など。

ネガティブ思考とは
それらを「焚きつける、煽る」 思考です。

例えば

「あの人、あんなことを言うなんてひどい」
「なぜ、もっとちゃんとやってくれないんだ」
「私のがんばりや誠意を認めてくれなかった」
「なぜ私だけこんな目に遭うんだ」
「こんな事故/病気/リストラ e.t.c. に遭うなんて、自分は不運だ」
「あの人は自分を嫌っているに違いない」
といった思考です。

ネガティブ感情を感じても、 その最中や直後に、
上記のような
ネガティブ思考を「追加」しなければ
90秒で感情は自然消滅するのに、

まるで火に次々と小枝や薪をくべるように
繰り返し嫌な内容の思考を差し込み続けるから
いつまで経っても「炎」は消えず、
それどころか当初よりももっと燃え上がって、
何時間、何週間、何年も続いてしまうのです。

かつて医学生のころ、うつで休学した時の
私の内面は、まさにこれでした。

起きている時間のほとんどを
「ああなったらどうしよう、
こうなったらおしまいだ」
と考え続けるため、心が安らぐことがなく、
睡眠中が唯一、少し楽に なることができたのです。

この時に、先々のことばかり
心配する思考にハマらず、
「今ここ」の感覚や周囲の環境を 無心に観察する、感じるという
訓練をしていれば、もっと ずっと早く、心身の回復をできたでしょう。

しかしそのことを教えてくれる人も メディアも、
当時はほとんどなかったですから
しかたありません。

今では書籍でも、ブログや You Tube でも
こうした重要な情報は容易に手に入ります。

あなたはそれを 検索し

理解し

毎日何回も自主練習する
だけです。

しかし、意外にも多くの人が
必要な情報を検索しなかったり、
せっかく情報を手に入れても
数回試しただけで

「効果が感じられない」
「よくわからない」
と止めてしまいます。

しかし、考えてみてください。

スポーツも、語学も、
その他の あらゆるスキル(技術)も、
教科書で知っただけでは不十分で、
毎日練習して始めて、だんだんと 自分の身につき、
自分のものとして 「使える」ようになるのです。

ご自身の人生の改善のために、
「毎日コツコツと『心の生活習慣を上書きする』」

これをぜひ、続けてくださいね。


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行動してこそ、自己理解も最適な進路も見えてくる


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

患者さんやクライアントさんの相談に乗っていると、
「自分が何をやりたいかわからない」
「才能なんて特にないと思う」
「自分が何に向いているかわからないので、
天職が見つからない」

という方が多いです。

で、そういう人の考え方にあるのが

・行動するからには、成功しなければ意味がない
・失敗は人生の汚点であり、
失敗したらその分、自分の価値が下がる

という、非常に窮屈な価値観であり、
経過(プロセス)よりも結果が全てだ、
というものです。

これでは、失敗リスクを考えてしまい
何も行動できなくなってしまうのも
当然です。

また、行動を伴うことなく
(まだ人生の早い時点で、あまり人生経験もないのに)
限られた知識と情報(しかも主にインターネットで得たもの)
で「ああでもない、こうでもない」
と堂々巡りで考え込むだけ。

つまり「頭でっかち」状態なのです。

こうした価値観になってしまったのは
ほとんどの場合、幼少期に親に
そうした方針を叩き込まれたからです。

本来、子供は
「考える前に、感情の赴くままにまず行動」
「行動して上手くいかなかったら、ちょっと修正して再度挑戦」
という方針ですが、
幼少期から親など周囲の大人が

「そんなことをしてはダメ、危ないから。失敗するかもしれないから」
「一度決めたことは最後までやり通すべき。
それができないようなら最初からするな」
「いくら途中でがんばったって、結果が失敗なら意味がない」

という方針で常に子供の先回りをして
方針を押し付けてしまうと、
子供は

「自分で判断してはいけない」
「自分なんかの判断力は大したことないんだ」
「『失敗』したら、人生の負け犬になるんだ」

という価値観をインストールしてしまい、
自分自身を信じて試しに行動してみる、
ということができなくなってしまいます。

「『正しい』結果を得られなければ人生は失敗だ」
などという、硬直した、柔軟性のない価値観では、
当然、自分にも、自分の人生にも、他者にも
寛容さや楽観性はなくなり、

「人生は試練の連続」
「他者に弱みを見せたら、つけこまれる」

といった、非常に苦しい日々になります。
これでは辛すぎて
「こうまでして、なぜ生きていなくてはならないのだろう」
と、常に死にたい気持ちを抱えながら
生きることになりかねません。

実際、
「物心ついた時から、
特にこれといった理由もわからないが 常に死にたい、
消えてしまいたいという気持ちがあり、耐え難い」

という相談者が後を断ちません。

あまり重度の場合には継続的な
心理カウンセリングが必要ですが、
そこまでではない場合には、
自分で少しずつ価値観を塗り替えていく必要があります。

新たにインストールすると良い価値観/方針は

・「結果」よりも「プロセス」にこそ、価値がある
・「失敗」はない。あるのは
「その方法では上手くいかない」という情報(フィードバック)のみであり、
その情報を元に修正し、再度(そして成功するまで何度でも)挑戦すれば良い
・プロセスの中で成長し、より賢く、強い自分になっていける
・グダグダ思い悩むよりも、まず行動してみて結果を観察すれば良い

というものです。

「自己実現できるような天職」も、
ただ情報収集して頭の中で考えていても
結論は出ません。

極論すれば何でも良いので、まずは何か選んで行動してみる。
すると、

「この道はすごく良さそうだと思ったけど、
始めてみたら、自分は興味を持てないことがわかった」

「大して興味がない会社だったけど、
入って与えられた業務をやってみたら、意外と集中できた」

「大して興味がない会社だったけど、
たまたま同期ですごく気が合う友人ができた」

といった、予想のつかない流れになることがとても多い。
なので、予めあれこれ思い悩んでも非効率なのです。

その上、これからの時代は
AI(人工知能)が従来型の仕事をどんどん取って替わる時代。

これまでの日本教育で良しとされてきた、

・暗記中心
・決められた通りに従順に従う
・周囲と和合し、目立つことをしない

では、どんどんリストラされます。

逆にこれからの時代に生き残り、
それどころかどんどん重宝され、価値が上がるのは
イノベーター(改革者)。

それはつまり

・大勢に合わせず、自分がコレと思った方針に従って
たとえ一人でも突き進んでいく
・他者のせいにせず、自分で責任を引き受ける
・新しいこと、前例がないことも恐れずに、先頭を切って実行する
・「失敗」も肥やしにして、次のより良い成果につなげようとする

という人たちです。

既に高校生以降になっている人は、
まずは以下のようなサイトの情報に触れて
いくつかのイベントや求人情報に応募し

その経験の中で自分がどう感じるか、
何を今後したいか、逆に何はしたくないか
を実際に感じてみてください。

日本仕事百貨

そして子供(幼児から、大学生、あるいはそれ以降の社会人でも)
を持つ人なら、以下の本が
とても役立つでしょう。

ちなみに著者の子供さんは発達障害だそうです。
発達障害を持つ子をどう伸ばしてあげれば良いか
を含めて、参考になると思います。


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あなたの「うつ状態」は今どの段階にあるか


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

うつ病で仕事を休職したり、
そこまではいかなくても生活に支障が出るほどに
症状が重いとき、
ともかく早く回復したいことでしょう。

休養や薬、心理療法や食事(栄養)、運動などが
奏効し、少しずつ改善し始めても、
従来の自分と比較して

「まだまだ足りない」
「いったいいつになったら元通りに回復するのか」

といった焦りが出て、その焦りのせいで
なお辛くなってしまう人が多いものです。

『軽症うつ病』(笠原嘉[よみし]、講談社現代新書)
には、うつ病からの回復の進行具合を示した模式図があります。

これを見ると
「イライラ」「不安」「ゆううつ」
は比較的初期から回復し始めますが、

その後少しずつ
「意欲が出ない」(2段階あり)
を通過し、

最後は興味・関心系の症状
「興味がない」
「面白くない」
主体になります。

図では、最終的には「生きがいがない」
という項目のみになっていますが、

これは程度次第で、
「面白くない」時期からでも
復職やその他の社会的活動(家事や近所づきあいなど)
は結構できます。

ただ、内面的に充実感がないので
エネルギーが湧きにくい、
生きている意味が感じられない、
となるのです。

ただし、この「生きがいがない」
はもう、現代の(特に先進国の)
少なからぬ割合の人々が
感じているのではないでしょうか。

それは、自分の人生の生きる目的とか
意味といった、大きな「実存的悩み」
なので。

この実存的悩みを少しでも軽減するために
昔から様々な宗教や哲学、
最近では各種スピリチュアルな
アプローチが試みられてきました。

今回はそうした実存的な内容には踏み込まず
純粋に精神医学・心理学的な部分でお話すると、

①不安や憂うつ感のような強い精神症状
(ネガティブな感情)

②集中力・判断力・行動力

③内面での喜び、楽しさ、充実感
(ポジティブな感情)

と段階を踏んで改善するため、

最初から「まだ③が感じられないから、
良くなっていない。
自分は治らないのではないか」

と思い込むのは早合点ということです。

まずは、①が当初より少しでもやわらいできたら
それを改善と認めてください。

また、②の回復にも数週間~数カ月はかかります。
中には、2~3年かかる人も。

ただ、毎日少しずつでも行動する、
人と共に過ごすということを続けていると
徐々に脳神経が再配線され、
少しずつですが再び
集中力・判断力・行動力が戻ってきます。

本格的な社会参加はこの段階で始め、
あとは毎日の行動の中で更に刺激を
心身に与え続けることで、
興味や関心も少しずる芽生えてくるでしょう。

繰り返すと、大事なポイントは
・足りない部分ではなく、改善した部分に目を向ける習慣をつける
・面白くなくても、目の前の必要な行動は毎日する
なのです。


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良いものを引き寄せたければ、まず自分から与えよ


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

「良いものを引き寄せたければ、まず自分から与えよ」
というのは、スピリチュアルでも、
あるいは 心理学でも(「返報性の法則」として)
よく述べられていますが、

これを「(プリペイドカードにお金をチャージするように)
エネルギーを予めチャージする」
というたとえで投稿してくださった
ブログ読者がおられたので、 シェアします。

以下は 「感謝」の反対は「当たり前」
へのコメントからの一部引用です。

ーーーーーー

最近気が付いたことは、「引き寄せは先払い式ではないか」ということです。

そして、引き寄せの背後には、この「チャージ」と同じメカニズムが働いているのではないかと思うようになりました。

では、何をチャージするのかというと、それがズバリ、「感謝」でしょう。
より正確に言うと、「感謝感激」でしょうが。

「その感謝感激を先にやってチャージすればどうなるか?」こういうことですね。

ーーーーーー

他にも、例えば
「宇宙銀行に定期預金しておくと、
『満期』が来たときに願望が実現する」 とか、

「天に『貸し』を作っておく」

「まず自分の心の中にポジティブなエネルギーの
『型』を作り、そこに日々、
ポジティブな エネルギーを注ぎ続けると、
ある日それが満杯になり、
現実世界に『形』となって現れる」

といった表現で説明している
書籍などを読んだこともあります。

いずれにせよ
「与えよ、さらば与えられん」
なのです。

これは同時に従来からいわれている
「求めよ、さらば与えられん」
とも、何も矛盾しません。

その辺りのことは各種スピリチュアル系や
「引き寄せの法則」関連の書籍に
繰り返し説明されている基本なので、
もしわからない場合はまず
そうした基本書で勉強すると良いでしょう。


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悪夢を撃退し、楽しい夢を見る方法


こんにちは!
ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

「ゆほびか」誌 2018年9月号特集
<最高の快眠術>
に掲載された浜野の記事のWEB 版が、公開されました。
【嫌な夢で眠れない人へ。精神科医が勧める「楽しい夢を見る」裏技】

どなたでも無料で全文を読めますので、
ご関心の在る方はどうぞ。

kenkatu_マキノ出版


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オメガ3系脂肪酸で不安軽減


こんにちは!ホリスティック精神科医の浜野ゆりです。

国立がん研究センターが、ω3系脂肪酸
(いわゆる青魚やえごま油等に含まれる油)
に抗不安作用があることを発表。

分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法では
そうしたことを四半世紀前から伝えていますが、
この度国立がん研究センターという
権威ある所から正式発表されたのは、嬉しい限りです。

がんサバイバーの再発不安を軽減する研究などへの応用を期待
オメガ3系脂肪酸の摂取による不安症状の軽減をメタアナリシスで確認

ω3と抗がん作用

 


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